何の制約もなく、自分の思いや考えを自然に話せる人はどれだけいるでしょうか?
しかし、対話を通してクライアントの成長をサポートするコーチングでは、クライアントに「どれだけ話をしてもらえるか」が成果を大きく左右します。
クライアントが緊張感を持たず、「この人には何でも話すことができる」と思ってもらえるような信頼構築に欠かせない要素が「ペーシング」です。
英語のpacing(歩調合わせ)を語源とするこのスキルの基本的な意味は、信頼感や安心感を醸成させるために相手の波長に合わせる、同調するといったことです。
また、「クライアントの話を否定せず、最後まで聞き、受け止める」という姿勢も含まれます。
言語によるペーシング | 非言語によるペーシング |
会話のスピードや内容/共通の話題/相手が使う言葉の繰り返し/相槌(なるほど、うんうん)/接続詞(それで、もう少し聞かせて) | 声のトーン/顔の表情/姿勢/視線・アイコンタクト |
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