コーチングでは、クライアント自身が達成したい目標を明確にし、解決の主導権を握ります。
そのため、コーチがコンサルタントとして問題を分析し、クライアントに代わって解決することはありません。
また、コーチはクライアントが目標達成のための知識やスキルを備えること、必要な考え方や態度を変えていくことに焦点を当てますが、心理カウンセラーのようにメンタルな問題を深く扱うこともしません。
コーチの大きな役割の1つは、クライアント自身が精神状態をコントロールしながら、目標達成に向けて解決する必要がある課題を「自ら解決」するのを支援することにあります。代表的なものの1つが「質問」を提供することです。
コーチは適切な回答を与える専門家ではありませんが、クライアント自身が考えて問題を解決していくための適切な質問を与える専門家です。
コーチの投げかける質問に答えていく過程で、クライアントの視点が変わり、物事がはっきりし、発想が膨らみ、行動を起こす意欲が湧いてくる。
そのようなプロセスを作り出すことが、コーチに求められる支援のあり方ではないでしょうか。
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