どんな目標やテーマであっても、進捗や成果を測定する尺度が必要です。
この尺度作りをコーチングでは「エバリュエーションプランを作る」といいます。
ここでは、創造性を引き出すコミュニケーションと、自己主張や要求要望を的確に行うコミュニケーションができることが目標になっていますが、このままでは達成したかどうかの判定がしにくく、目標に照らし合わせた現状の位置確認も困難になります。
ここでは、理想の状態を100点として、まずは自己採点で現状を定量評価するようにリクエストしています。
しかし、自己採点の問題は客観性の担保です。
自己評価だけでコーチングを評価していては、成果の確認に疑問が残るため、多くの場合、適切な第三者をクライアントに選定してもらい、その評価者の協力を得て目標や現状についてアセスメントをしてもらいます。
コーチ「さて、目標進捗には客観性の担保が大事です。ズバリ、誰に進捗してもらうとAさんのコミュニケーションの変化が正確に分かりそうですか?」
Aさん「それは上司です」
コーチ「上司の他には?」
Aさんは「あとは一緒に仕事している同僚、部下ですね」
コーチ「いいですね。では、どんな第三者評価をお願いしましょうか?」
Aさん「そうですね。理想のコミュニケーション像について、何かリストみたいなものを作ってみたいですね。そしてそれを元に上司に時々チェックしてもらうとかでしょうか」
コーチ「いいですね。では早速、今後マネージャーになった時に役立ちそうなコミュニケーションの条件をリストアップしてみて下さい」
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