Theコーチング

普段何気なく使っている手法や考え方を改めて言葉に落とす、暗黙の了解を形式知化するという作業に取り組んでいます

コーチの視点・セッションの合間でもコーチングは続く

コーチの視点・セッションの合間でもコーチングは続く

コーチの視点・セッションの合間でもコーチングは続く

このエントリーをはてなブックマークに追加

状況に進展がない時でも、クライアントが諦めないように配慮するのがコーチの仕事です。

Nさんはアンケートで現状認識が深まり、心理的に安定していますが、それでもまだ進展は見られません。

そこで、以下のような質問をセッションの合間に回数を分けてメールしました。

  • 今日は誰とビジョンについて話しましたか?
  • 明日は誰とビジョンについて話しますか?
  • ビジョンに積極的な社員は、どの程度の割合ですか?
  • ビジョンに消極的な社員は、どのような情報で考えを変えますか?
  • ビジョンが各職場にどんな影響を与えますか?
  • Nさんが力を最大限に発揮するのは、どんな時ですか?
  • Nさんの今日の元気度は、何%ですか?

コーチングはセッションの時だけではなく、合間も続いているのです。

ある日のセッションで、Nさんから嬉しい報告がありました。

労働組合がビジョンに賛成すると伝えてきたそうです。

なぜ組合は賛成したかをコーチは質問しました。

すると、組合幹部と話す機会をこまめに持ったことが大きな要因で、ミーティングの直前には、誠実に話せるよういつも机の上の鏡で表情をチェックしたそうです。

これを機に、Nさんから自信のある言葉を多く聞かれるようになりました。

ビジョンへの賛同者が増えているようですし、実現に向けたアイデアが社内から提案されるようになったそうです。

そして、コーチング開始から2ヶ月が経過したある日、Nさんはコーチに言いました。

Nさん「おかげさまで、社員たちは最終的にビジョンを受け入れてくれました。全ての職場集会が賛成だったそうです」

コーチ「おめでとうございます。成功の要因は何だとお考えですか?」

Nさんが説明した要因は、次の通りでした。

  • ビジョンを幹部社員と考えたので、彼らの協力を得られた
  • 3ヶ年計画を自分がしっかり考え抜いて、自身になった
  • 社員にビジョンのメリットを説明した上で、一緒に実現させようと訴え続けたこと
  • 幹部や管理職社員と頻繁に会議をして、提案を受け入れたこと
  • 社員1人ひとりが想像以上に会社のことを考えていたこと

最後に、自分の発言も芯の通った、ブレないものになった気がすると言い加えました。

そこでコーチは、エバリュエーションプランの確認をすることにしました。

プランには、最初の1ヶ月で社員が認めるビジョンを描くとありましたが、すでに2ヶ月が経過しているため、この遅れを取り戻さなければなりません。


« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です