Nさんは自分の行動やリーダーシップが、成果を引き出す要因になっていると自信を深めています。
つまり自己効力感が上がっている状態です。
このタイミングでエバリュエーションプランに基づいて次の課題を明確にすれば、「自分ならできる」という自信とやる気に満ちているので、積極的に取り組んでもらえます。
Nさん「これから中長期経営計画の委員会を設立します。その際、3ヶ年計画をたたき台にして、ビジョンの実現にかかります」
コーチ「面白そうですね。ちなみにNさんは、このビジョンで会社にどんないいことがあると思いますか?」
Nさんの答えは、次の通りです。
- 目指すべき方向が明確になったので、社員は会社で働く意味を見出しやすい
- 会社が成長するイメージを社員が共有するので、実現に向けての自分の役割を考えるようになる
- ノルマでは自分の利益を優先するが、ビジョンでは会社の発展までを視野に入れて考える
Nさん「最近思うのですが、ノルマで頑張れと言うのと、ビジョンを背景に頑張れと言うのでは、社員の反応が全然違います」
コーチ「どう違うのでしょうか?」
Nさん「ノルマはやらされ感がありますが、ビジョンは共感や理解が彼らの言葉や話し方からも感じ取れます」
コーチ「ノンバーバルメッセージに表れるのですね。それにしても、最近は社員目線の言葉が多いです」
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