Theコーチング

普段何気なく使っている手法や考え方を改めて言葉に落とす、暗黙の了解を形式知化するという作業に取り組んでいます

コーチの視点・逆方向の質問でコミットメントを確かめる

コーチの視点・逆方向の質問でコミットメントを確かめる

コーチの視点・逆方向の質問でコミットメントを確かめる

このエントリーをはてなブックマークに追加

ある方向に変わりたいと言っているクライアントに対して、コーチはその方向性と逆でよいのではという趣旨の質問をすることがあります。

逆の方向性を問われることで迷いを解消し、自己変容へのコミットメントを高めることをここでは意図しています。

「やっぱり考えた結果、こうこうこういう理由で変わりたい」という自発的決意を導き出そうとしているのです。

Aさん「「いい人」のままではいけないんです。これまでの仕事とこれからの仕事では求められるものが違うんです」

コーチ「どういうことですか?」

Aさん「育ててもらうのではなく、育てる立場への転換点に立っているように思うんです。つまり、今は部下が技術力を高め、それを発揮しやすいようにリードしていく立場にあると思うんです。これがここ数年できなかったところですね」

コーチ「具体的にどういうことだったのですか?」

Aさん「部下の技術レベルや成長段階を見て、時には役割や学習課題を設定することが必要だったと思います。それを受け身に見ていた気がします」

コーチ「今後はどうしていきたいですか?」

Aさん「部門としてトータルな技術力がアップするように、1人ひとりのレベルと適正をよく見極めたいと思います。その上で、部下の意見や希望を聞きつつ、今の君にはこういう役割をしてもらいたいといったことを言えるようになりたいですね」

コーチ「いいですね。では、意見を言わずに済んでいたという点について、今後はどうですか?」

Aさん「インタビュー結果を聞いて初めて認識しましたが、自分を守るということに意識が行っていたということです。敵を作らないというのもそうでしたし。でも、今は自分を守るのではなく、部門を守る使命に変わったんです。それを今さらながら認識したところです」

コーチ「そうすると、今後Aさんの行動の方向性についてまとめると、どうなりますか?」

Aさん「管理職都市の立場から、自分ではなく部門を守り、メンバーの技術レベルをアップさせる支援をする、です」


« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です