Theコーチング

普段何気なく使っている手法や考え方を改めて言葉に落とす、暗黙の了解を形式知化するという作業に取り組んでいます

コーチングの成果

コーチングの成果

コーチングの成果

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課題を1つ1つ解決していくことで、プログラム開始から3ヶ月過ぎたことから、生産効率が上昇し始め、工場全体に「望ましい行動」が定着し、生産効率が半年間で10%近く上昇したのです。

コーチが掲げた切り口についての変化は、次の通りでした。

(1)無駄な業務をなくし、部下育成の時間を増やす

管理職社員を中心として書類の共通化や権限の委譲が進み、その結果として部下へ指導する時間が以前より30分~1時間多く取れるようになりました。

(2)「望ましい行動」を明確化し、「承認」した上で習慣化する

技術部長は話を聞くようになったので、指示も的を射たものになり、決断も早くなったという声が、部下から寄せられました。

そして他の部署でも、「職場に承認を響かせる仕組み」の後押しもあり、「望ましい行動」が「承認」されて社員の行動強化が起こり、「望ましい行動」はやがて習慣となっていきました。

(3)社員間、部署間で情報を共有する

工場長が実践して上表を共有する努力をし、技術部と製造部の情報共有がモデルケースとなって、工場全体で連絡不足から来るトラブルが減っただけでなく、トラブルの対処がスピードアップしました。

また、生産効率を上げるためのアイデアが部署の垣根を越えて提案されるようになったのです。

この成果を生み出した理由を、プログラムの総括ミーティングで工場長はこのように語りました。

  • 漠然とした問題意識が、第三者であるコーチから指摘されることで明確となり、更にその問題への解決方法を引き出してもらった
  • 工場内の問題を解決するには、意見が対立する人とのコミュニケーションが不可欠だが、社員は自己流のものしかできず、ケンカになるケースが絶えなかった。今回はコーチがいるので、安心して議論することができたし、コミュニケーションの手本も見ることができた
  • 今までは日々の業務に追われ、生産効率を上げる行動を、継続的に維持することができなかった。今回は無駄な業務を廃止・統合するだけでなく、生産効率を上げる行動を現場に定着させるために、コーチが現場でコーチングしてくれたので、社員も諦めることなく努力し続けることができた

ミーティング終了後、デザイン部長がすぐコーチに近寄り、「あなたのおかげで、技術と製造の揉め事に駆り出されることがなくなりました。これだけでも生産効率は上がります」と、冗談とも本気ともつかない感謝の言葉を言いました。

3ヶ月後、コーチが久しぶりに工場を訪れると、生産効率は更に上がり続け、最終的にコーチング前の14%増になったとのことでした。

コーチが原因を工場長に質問すると、「コミュニケーション次第で、上手くいかなかったことも改善することができるという自信とやる気を、コーチングが社員に植え付けたと思う」と、笑顔で答えたそうです。


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