Theコーチング

普段何気なく使っている手法や考え方を改めて言葉に落とす、暗黙の了解を形式知化するという作業に取り組んでいます

コーチングは可能性を探究する

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クライアントの可能性に着目し続ける

コーチングプロセスにおいて、コーチはクライアントの何に着目し、前進や成長を支援できるのでしょうか?

そもそも人の前進や成長の「目の付け所」は何でしょうか?

コーチングでは、クライアントが何度も困難な課題に直面します。

途中で前進することを諦めかけるケース、自信を失い意欲を低下させたりするケースは、決して少なくありません。

そうした時、クライアントに伴走しているコーチに求められることは、クライアントが常に「目的」や「目標」から目を逸らさないようにすること、前進できる「可能性」に着目し続けることなのです。

何を見ようとしているかで何が見えるのかが決まる

そもそも人は、何に関心を持つかによって受け取る情報を変えてしまいます。

例えば、取引先の企業名を新聞や雑誌の記事などから一瞬のうちに見つけることができます。

こうした現象を、専門的には「選択的知覚」といいます。

強く関心を持った情報を、大量の情報の中から選択的にふるい分け、認識する能力が備わっているのです。

「この部下は欠点だらけだ」と強く思えば、日々の部下の言動から欠点を発見することが比較的容易になるはずです。

一方で、部下の目標達成に向けて役立てることは何か、ということに強く関心を持つと、様々な情報群から役立つものを選び取り、手渡すことができます。

時には日々の活動の中から、部下本人すら気付いていなかった「使える能力」を発見できるかもしれません。

可能性への指摘が成長への資産となる

人前で話すことが苦手な人が、アドバイスをもらい「直すべきポイント」が明確になったとします。

しかし、問題は聞けば聞くほど「できないイメージ」が明確になり、自分に可能性を感じることが難しくなったのです。

ここで「何か使えるもの」、例えば目の表情を磨けば使えるのではといったことを言う人がいれば、自分に可能性を感じることができるでしょう。

一見、小さな指摘ですが、それは「人の可能性に焦点を当てる」という、不動のスタンスから生まれるのです。

優れたコーチは変化を指摘し、成長を実感させる

優れたコーチというのは、人の繊細な変化を見逃しません。

目的や目標に向けて成長しているクライアントに対して、何ができるようになったのか、何が開発途上あるいは未開発なのかをはっきり認識し、伝えることができるのです。

時にはクライアント自身も気付いていない変化を版権することもできます。

あるIT企業の女性社員は、マネージャーとして研修会を担当した際、「キーメッセージを短く言い切る」という課題を独自に設定して臨んだそうです。

最初のセッション終了後の休み時間、彼女は外部から参加していた人に声をかけました。

「前回よりメッセージが短くなっていますね。前よりポイントが明確に伝わってきます」彼女はいつも「変化」「成長」を発見しようとしているようです。

きっと「昨日の自分・他人と今日の自分・他人は、何か違っているはずだ」という、人を見る際の前提が彼女にはあるのでしょう。


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