Theコーチング

普段何気なく使っている手法や考え方を改めて言葉に落とす、暗黙の了解を形式知化するという作業に取り組んでいます

コーチの視点・キーワードには質問を重ねて、クライアントの思考を明確にする

コーチの視点・キーワードには質問を重ねて、クライアントの思考を明確にする

コーチの視点・キーワードには質問を重ねて、クライアントの思考を明確にする

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Nさんは社長に必要な要素で、まず気になるのは「大局観」と言いました。

しかし、コーチはテーマを大局観にする誘導はせず、丁寧に質問を重ねています。

仮に大局観を持つことだけに話題を絞れば、「大局観を持ってリーダーシップを発揮する」というNさんの想いとズレてしまい、リーダーシップ強化の視点が抜け落ちていたことでしょう。

キーワードだからこそ、丁寧に扱う必要があるのです。

この場合では、大局観を他の言葉で表現させています。

言葉を置き換えることで、何気ない言葉の意味合いがはっきりし、一時的にストップした思考を再開させることができるからです。

そして、Nさんの引っかかりが消えた段階で「課題は何ですか?」と、考えをまとめさせる質問をしたので、Nさんの腑に落ちるテーマ(大局観を持ってリーダーシップを発揮する)が見えてきました。

コーチ「それではどのようなリーダーシップか、具体的に教えていただけますか?」

Nさん「将来を予測し、会社のどの部分を強くするのかが分かっていて、私が先頭に立って社員を引っ張るリーダーシップです」

コーチ「なるほど。それでは社員を引っ張るリーダーシップとはどういうことでしょうか?」

Nさん「私の意見を社員に伝えて納得させ、その上で私も大きな営業案件全てに関わって、彼らを引っ張っていきます」

コーチ「確認したいのですが、なぜ社員を引っ張ることと大きな案件全てに関わることがイコールになるのですか?」

Nさん「それは大きな案件を受注すれば、社員にも分かりやすいからです。社長も頑張っているなと。でも、言われてみると社長に必ずいる行動とはいえないですね」

コーチ「それでは、どうして営業という言葉が、自分は真っ先に思い浮かぶと思いますか?」

Nさん「私の働くスタイルだからかもしれません。これで成功してきましたし」

コーチ「なるほど。習慣になっているわけですね。そうするとNさんの働くスタイルである営業と、大局観を意識した行動とのバランスはどうでしょうか?」

Nさん「それは……やはり営業は行いますが、大きな案件全てに関わるというこだわりを捨てて、その分社員に使う時間を増やします」


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