Theコーチング

普段何気なく使っている手法や考え方を改めて言葉に落とす、暗黙の了解を形式知化するという作業に取り組んでいます

IT関連機器会社社長のケース

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Nさんは、IT関連の機器製造・販売会社の社長です。

ある経済団体の講演で知ったコーチングに興味を持ち、すでにコーチをつけている友人の紹介で、プロのコーチと会うことになりました。

まず電話で、簡単な自己紹介とコーチングを受けたい理由をコーチに伝え、面会の約束をしました。

伝えた情報は次の通りです。

Nさんは50代前半・社員は約180名・社長に就任してからの2年間、売上が少しずつ下がっています。

就任前はトップセールスマンを続け、営業担当役員になっても大きな案件の獲得の陣頭指揮を執っていたので、社長になることへの不安はなかったそうです。

ところが、就任後の業績は芳しくなく、その打開策が見つからないので、講演の聞いたことや友人の進めもあり、コーチングを受けることにしてそうです。

Nさんとの電話で得た情報から、コーチはコーチング全体の仮説を立てます。

このケースでは、社長就任後に業績が下がっていることに注目し、「社長としての考え方」「社員とのコミュニケーション」「社長としての行動の優先順位」を確認ポイントとしました。

もちろん、経済不況や社員のやる気等、社長とは一見関係ないことが業績低下の原因ということもあります。その場合でも、会社の舵取りは社長の仕事です。

やはり社長の考え方やコミュニケーション、行動に改善の余地はあると考えます。

そこで、コーチは以下のようなポイントを意識して、今後のコーチングを展開していこうと想定しました。

  • 業績が上がらない理由を社員のせい(他責)と考えているのか、自分に責任がある(自責)と考えているのか
  • 社長の業務内容や優先順位を、どのように考えているのか
  • 社員たちとのコミュニケーションはどのようなものか
  • 会社のビジョンは、どのように考えているのか
  • 社員育成については、どのようなことをしているのか

プレコーチング

コーチングについての説明と、今後の方向性を見出すまでが「プレコーチング」です。この段階ではコーチとクライアントが、基本的な進め方や約束事、扱うテーマ、ゴールについて検討、同意することになります。

初めて会ったNさんは背が高く、体型もガッチリしていて色黒でした。

第一印象は緊張しているのか表情も硬く、少し威圧的な雰囲気を感じました。

まずコーチングを受ける理由を、コーチは質問します。

Nさんは「会社を良くするために相談に乗って欲しい」と切り出した後、具体的に次のようなことを説明しました。

  • 営業数字が不景気の影響で2年連続で下がっている
  • 自分でも営業して手本を見せているが、社員の動きが鈍い
  • このままでは将来、リストラも考えないといけない


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